徘徊は家族の責任!?
- 2015/02/17 18:35
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実家のある秋田の田舎の病院に母が入院し、内視鏡の手術を受けました。家族は付き添いを求められたので、父と交替で病室に寝泊まりして看病にあたったのですが、看護の実態に衝撃・・。術後せん妄が落ち着いても体幹と四肢抑制が続き、家族も辛くて涙があふれました。「点滴が終わったら教えてください。」「術後の排便は色が大事だからどんな便か色を見ておいて。」・・・家族は看護師の助手なのでしょうか。抗生剤の点滴がはずれて布団に地図ができていたので知らせると、カバーを交換してくれないばかりか、「あらあら」と言って消毒もなしに三方活栓に接続する。朝食前の糖尿病薬は私が気付くまで8日間も食後に投薬されていました。やがて母は認知症症状が一気に進行し、今までみたことがないような徘徊の症状をみせるようになりました。家族はそれだけでもショックだったのですが、ある日の22時頃、家族が一旦自宅に戻った時、付き添う予定の父がいないことを心配した母が病室を抜け出してしまい、警察に連絡することに・・・。吹雪の中をスリッパで2時間も歩き回って、病室に戻った様子。無事であったことにホッとした家族に、看護師さんからの言葉は「だからちゃんとついて見ててって言ったでしょ!!」と。仁王立ちの看護師に怒鳴り散らされ、怒りをぶつけられて、父はひたすら頭を下げるばかりでした。私は医療者なのに家族の立場に立つと言い返すこともできず、悔しくてなりませんでした。その後も「患者から目を離さないで。」という言葉に、父は1日半食事を取ることも無く、母に付き添っていた日もあったようです。看護の質、家族の立場にたった看護、思いやり、尊厳などどこにあるのでしょうか・・・。昭和初期のような看護がいまだに行われていることが哀しくてなりませんでした。母はようやくその病院から退院でき、ほっとしています。治療していただいたことには感謝しますが、今後その病院にはかかりません。
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